◎Gilt・Gift
前ブログに続き
もう少しNY滞在のことを振り返りたい。
The New York Palace の中庭には
Giltというレストランがあって
実に味わい深いひとときを過ごした。
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Giltというのは
格別な美しい輝くばかりの薄い膜を張るGiftという意味があって
このレストランのデザートチョコレートは
美しい金のコーティングがなされているのだった。
http://www.giltnewyork.com/midtown-manhattan-restaurants.php
http://www.giltnewyork.com/photo-gallery.php
1880年代からマンションだったところに用意された
52名しか座すことのできないダイニングは
20世紀初頭の修道院の食卓時代から
その内装は何も変えていないのだと
プロフェッショナルな支配人に教えてもらった。
そのお店のコンセプトがふるっている。
TRADITION. REDEFINED.
支配人のたたずまいとホスピタリティがすばらしかった。
各テーブルをほんとうによく見ている。
そして実にタイミング良く粋な一言が添えられる。
「もう少々いかがですか?
お客様のお好みに合わせてご用意させていただきます。」
その一言から次の対話がはじまる。
「まあ、どうしてわかるの?」
「もちろんです。
お客様の笑顔を拝見できるのが私達の喜びだからです。」
「では、ぜひお願いします。」
一皿一皿がただ食事のための楽しみではなく
コミュニケーションの喜びに変化してゆく。
ワインについても
食材についても
その味わいについても
ともかくもよく熟知していて
けっしてゲスト同士の会話の邪魔にならないように
限られたわずかな言葉で
必要なエッセンスを提供されるから
思わず唸ってしまう。
それは何かをして喜びを差し上げたいという
相手の心を融かすマジックを充分に心得ていて
何一つの過剰も不足もなく
的確かつ適切に満足の高揚を生み出している。
よく見ていると
どのテーブルのゲストも
支配人の対話を通じてふっと笑顔がこぼれている。
支配人が見ているのは
まさにゲストの笑顔を
どのようにしてひきだすかなのだということが
よくわかった。
何かを確実に成すことの芯には
その信念があるのだと思えてくる。
日本のおもてなしの心は極めて特別なのだからと
Yokoso JAPAN!などで
観光国日本を目指す向きも見受けられるけれども
こと本質的なホスピタリティ度は
ものの筋を良く観察して
他者の喜びを創出する確実な対応を行なうことができる
プロフェッショナル精神にこそ要諦があるのだということを
忘れてはならないと思う。
それがなくては
日本のおもてなしということそのものが
フェイクにならざるを得なくなってしまうだろう。
そのプロフェッショナルホスピタリティといえば
The New York Palaceのホテルフロントの
レセプショニストのプロフェッショナルなはからいで
メンバーズクラブフロアーに通された。
その最上階フロアから窓の外を見下ろして驚いた。
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お向かいのSt.Patrick's Cathedralの構造を
上空から見降ろすロケーション。
カテドラルの構造は精神性を高揚させる設計になっていることを
以前にOrb Conferenceで学んだことがあるけれども
向って左側の49th STREETと右側の50th STREETをはさんで
教会の中心の一筋を貫いて
その向こうにRockefeller Center
International Buildingが連なるグランドデザイン。
手前のPalaceの中庭に真直ぐエネルギーが流れて来るかのよう。
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大聖堂の構造と
その内部の中空を想像する。
いつでもそこにはOrbが撮影されること頻繁で
The Orbs-japan.comの写真集でも
多くの撮影例をご紹介させていただいている。
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リサのカメラ
私のカメラの両方に撮影される大聖堂内空間のOrbs。
この延長線上がNew York Palaceの中庭から
そのホテル内の中央階段に続いている。
リサと私と共に写真撮影したどの写真にも
連続してOrbがその道筋の延長線上に共に通過しているかのよう。
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前ブログで紹介したリサと共に撮影した写真も
ちょうどこの通り道上にあることにあらためて気づいた。
その後も日を変えても昼も夜も
この通り道上では必ず撮影される。
この頻度はどうしたものなのでしょう。
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Orbのことを考えるようになって
何が変化しただろうかと
あらためて考えてみる。
確かなことは
微細なことにもよく気づくようになった。
そして
価値観が大きく変化してきた。
世界観が大きく進化してきた。
幸福感が大きく深化してきた。
そのようなことをもたらしてくれたOrbとの邂逅は
この人生をよりアーティスティックに彩りを与えてくれるものだと
ほんとうにいつも感謝でいっぱいになるGiftだ。
このことを
より多くの大切な人たちと分かち合えたなら
尚一層幸せに思う。
でもそれは必然につながるものなのだろうと
静かに然るべき人たちとの出逢いと時機を待っている。
今回のNew York Palaceの滞在の
ちょっと秘密の写真もここに
Orbアーカイブの記録としてアップしておきたい。
Orbは幸福感に満たされている時に撮影されやすいのだけれど
この一連はその実証になるかしらん。
Metropolitan Museumで見つけたPop Up Bookに大感激した。
眠る前にその一ページ一ページを部屋で寛ぎながら眺めている時
小さな子供のようになってページを繰っていると
リサが大笑いして撮影した。
確かに気持ちは5歳くらいの頃に戻っていた。
その気配にやーっと近づいて来たかのように登場して
頭上にたゆたって共に覗き込むかのように
同定できる存在が左右にふんわり位置している。
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Orbと共に
子供の心にわかがえる。
ときめきがよみがえる。
とっても気分がよい。