◎Project・Product
7月7日。
季節はあっという間に深緑の季節。

二期の森。
今年は頻繁に通わせていただいている。

この森は特別だ。
ここかしこに木霊や精霊が宿り賜う。

今年はこれまでにも増してプロダクティブな日々。
数多くのプロジェクトに恵まれてリサと並走する。
大切なことごとが、時々刻々積み重なり
一歩一歩、一編一編、形にしてゆく幸福と恩寵。
3月まで着々準備を重ねて4月からスタートさせた
VISIONARY INSTITUTEは
いよいよエキサイティングに深化しつつある。
明日の夜は、その第4回。
ちょっと足をとめて、じっくり時代を読み解きたい。
『未来をつくるイノベーションのための文化資本』について
福原義春氏にお話いただく。
http://www.academyhills.com/school/detail/visionary100708.html
そして、続く第5回は来月8/4。
日本の文化資本をさらに21世紀のビジネスモデルへ。
ホスピタリティという根本概念を実践知へとシフトさせたい。
『存在のイノベーション 未来を察知するホスピタリティ』を繋ぐ。
そのご案内をAcademy Hillsのサイトに本日アップしていただく。
毎回のご案内文は、これまでの流れを段階的に追って記してみる。
http://www.academyhills.com/school/detail/visionary100804.html
書籍も先月2冊出版。


Jリサーチの本はCD付き。
永年リサも私もスタジオでそれぞれ録音仕事をしているが
今回はじめてリサと一緒にスタジオで席を並べて録音した。
リサが「お腹がなるのいけないから」と言って
録音最中にバッグからパンやお豆を取り出して
「食べる?」と差し出したので、びっくりした。
私は録音の仕事のときはお水を飲むだけがいいコンディション派。
リサはNHKラジオの仕事の時にもお弁当持参だったのかしら?
いろいろ発見がある楽しい仕事だった。
そして、シロクマくんの写真も大活躍。
六本木ヒルズのライブラリーからオファーをいただいて
『White Gift』の写真展を開催中。
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レセプション前の数メートルのエントランスショーケースに
ギャラリーエークワッドのご協力でリサの作品を納める。
岡部三知代さん、ありがとうございます。
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ライブラリーの随所にコーナーを創ってくださった。
知と心の世界に北極からの風音を届ける。
小林幸子さん、熊田ふみ子さん、スタッフの皆様、
ありがとうございます。
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棚全体にシロクマくんを配する。
隣の棚には木霊や精霊やフェアリーが友に。
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今年リサのポーラーベア写真は
2011年のカレンダーやダイアリーをはじめ
多様なステーショナリー展開が予定されていて
8月デビュー予定。瀬尾道子さん、ありがとうございます。
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数冊の書籍を創るように
リサの撮影秘話や北極の心象風景について
数々のストーリーを描いた。
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来る2011年
このダイアリーが多くの方々に手に取っていただけて
人生の友にしていただけたなら大きな喜び。
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そして一足早く
六本木ヒルズ4FのPaper Mintさんが
ディスプレイしてくださった。
事前ご予約受付中!
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そのショップディスプレイを見かけた情報通の石橋くんが
すてきな写真を送ってくださった。
ありがとうございます。
*写真の上をクリックすると大きくなります。
こちらをご覧になって
49Fのライブラリーの写真を尋ねてくださる方
そして49Fからこちらにお越しくださる方があって
ほんとうに嬉しい。
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スペシャルポストカードも絶賛発売中!
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リサの北極シロクマくん写真はこの夏さらに
リサの南極ペンギンくん写真と共にMONOブランドから
Tシャツ・バッグ・カップ・クッキー・・・
その他さまざまなプロダクトになって歩みはじめる予定。
現在進行中!よりよいご報告ができる日が楽しみ!
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そしてWEBでも新たな試み。
二期倶楽部の『二期の建築を考える』のプロジェクトを。
グエナエル・ニコラさんにインタビュー。
現在は続編の原研哉さんのインタビューを終えて製作中。
石橋宗親くんと取組んでいる。
http://www.nikiclub.jp/html/architecture/
ニコラさんの写真撮影&ビデオ撮影をさせていただいた。
いつも何かに呼応されている人なのだとすぐに察知した。
ふっと「いま」撮影するタイミングを与えてくださる。
思わずOrb撮影的にシャッターを押させていただいた。
「Made in Japan から Thought in Japanだよね。」
そう力強く語っていただく。
フランス人の異色のデザイナーと呼ばれるニコラさんは
異文化視点から日本の美質を鋭敏に見抜いていらした。
そう、ぶつかり合う文化性の中にこそ
日本の文化資本という目に見えないものが
すっと立ち上がって見えてくるのだとおっしゃったのは
昨年ご講演をお願いした席での福原義春氏だった。
ニコラさんは3つの『I』を
そのデザインイノベーションの中核に
据えていらっしゃる。
Iconic ー アイコニック
Interactive ー インターラクティブ
Invisible ー インヴィジヴル
ああ、だからこのような写真を撮らせてくださったのだ。
まるでOrbを語られているかのようだと
インタビューを通じて考え込んでしまった。
ニコラさんの光のワークの作品の動画を現場で
ノーフラッシュで取材撮影させていただいた。
これまでに撮影したOrbの動きととてもよく似ている。
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ということは
Orbはフラッシュ撮影に於いて同様の動きを見せる。
ものすごく高速で
もしくは超光速でその動きをしていることになる?
この作品は下からエアーが吹き出す
その上をまあるい最中の軽量の皮が浮かんでいるそう。
そのうたかたの動き。
そのゆらめきはとても日本的。
そのような日本の『うつろいの美学』こそを
考え抜いていったなら
きっとその先にプロダクティブな何かが待っていると
そんなプロジェクト志向の思い重ねる。
丁寧に時間をかけて丹念な手間をかけて。
それが Bold & Thoughtful になればいい。
「ほんとうに大切なことは目に見えないんだよ。」
そう言い残したのは『星の王子さま』の作者
サン=テグジュペリは1900年生まれの人だった。
110年を経て星に願いを。
ほんとうによいものを
産み出すことができますように。
ほんとうに大切なことを分かち合うことができますように。
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天に願う七夕の夜。