Saturday, January 03, 2009

◎Light・Wright

言葉を紡ぐという営みは
人間だからこそ進化・深化させてゆく
生涯の学習なのだと心しながら
日々、新しい書籍の原稿書きに向かうお正月。

今日は編集を手伝ってくださっている石飛さんと打合せを重ねる。
タイトなスケジュールなのでお正月返上で伴走してくださるご好意に
心から感謝でいっぱいです。

石飛さんはいつもににこにこしながら話しを聴いてくださる。
そしてすぐに適切な言葉で返答をしてくださることに驚く。

私自身がまだ思考の段階で試行を繰り返していて揺らぎの中にある。

毎日毎日ずっとあれこれと思考をめぐらしていると
時折ふっと新たな言葉が生み出されては消えてゆく。

静かにぽつんと一言が沸き上がってくるときと
多彩な言葉の群れがわーっと音連れてくるときと
新たな文脈がふわりと揺れて出現するときと。

それはふっと「まるでOrbの振舞いのよう・・」と気づいて
息抜きに写真集『The Orbs-Japan.com』を手にして
あらためてOrbの動きをひとつひとつ眺めてみたりする。

仕事合間に石飛さんとOrbの本の制作秘話に話しが及び
www.orbs-japan.comのサイトをお目にかける。
「わあ・きれい」と目を輝かせて
「これはなんでしょう?」と笑顔で応えて
「知らないことっていっぱいありますね」
「これははじめてです」とじっと写真に見入ってくださる。

Orbとのコミュニケーションに関しては
現段階では未だこうだと理由や原因を決めつけたり
限られた言葉の領域に規定した表現をすることをしない
多様な可能性を含む未知の存在であることの仮説や
夢や希望が許されることを大切にしたいと考えている。

そのような未知なることについて
人と人がさまざまなイマジネーションー想像力や
そこから生まれ来るクリエーションー創造力を
対話を通じて共想したり共創したりするプロセスが
なによりも愛おしく思える。

そこで表現される一人一人が使う言語や文脈には
そこにその人それぞれの内的世界が映し出されてくるので
誠に興味深くその人の由来や将来が覗けるものだと
一人一人の存在の来歴に敬愛を想う。

石飛さんは『ティンカーベル』というキーワードに触れて
妖精たちが棲むという
アイルランドやスコットランドに出かけてみたいと連想を話された。

今年の1/1にこのサイトにアップした揺れるOrb写真は
昨年のグラストンバリーで開催されたOrbカンファレンスでも
同様の写真がサンプルとして紹介されていた。
Orbの分類をエンジェル分類にあてはめて紹介した
DIANA COOPER女史のセッションだった。
エンジェルに関する多様な本を執筆していて
世界中のファンからOrbの写真が彼女のもとには届くらしい。



比較しても興味深く
この存在に親しみを覚える。





他にもグラストンバリーカンファレンスでは
Orbの多様な分類が試みられていた。












いずれのOrbも私たちがよく撮影するバリエーションと重なり合う。
世界中で同じように人の意識が重なり合っているのだと実感する。
このOrbはこれから私たちに何をもたらすものとなるのだろう。

中谷宇吉郎博士が雪の結晶の研究をなさり
その細やかなる分類を通じて
雪の結晶が天のどこから舞い降りて来たのか察知する
雪の結晶形態によって発生条件を読み解き
天空の気象条件を読み取る方法を明かされたことを思い出す。

このOrbがそのような科学的手法に添い合うものになるのかどうか
Orbの由来と将来について
今年はじっくりと丁寧に向かえる時機がやってくることを
心楽しみに願う。


不思議なことに
いえ当然のことなのかもしれないけれど
現実世界のビジネス領域のことを考え
現実世界を表現するためのふさわしい言葉を求めて
合理的な思考を重ねるほどに
Orbのような合理にあわないことの表現のことが
リアルに迫ってくる時がある。

何か発見したり発想したりするときには
そこにじっと入り込んで細部にこだわり動けなくなるだけではなくて
意外に全然異なる領域を回遊散歩したり
異なる部位を動かしてみたりして
『守・破・離』にあるような『放つ』領域にあることが
新たな跳躍に役立つのだという原理原則を実感。

「Orbは精霊(スピリット)」。

意識を放ったら言葉が降臨した。

キリスト教の教理における
父と子と聖霊が一体(唯一の神)であるとする三位一体。

MUSEミューズという創造の女神が司る
美 の精霊たち
言葉の精霊たち
行為の精霊たちと共にありたい。

創造のエネルギーに満ちていた
あのグラストンバリーのレイラインが懐かしい。

さあそろそろブランドスピリットに関する原稿に向かおう。
大いなる守護の力のもとにありますように。

そう、そこには『愛』というエネルギーが満ちているように。
仕事に対する人の思いや
その知や技への敬愛を高めることができるような本になればいい。

Friday, January 02, 2009

◎Direction・Election

今年の朝日の光は素晴らしい。
今年のお正月はことのほか空気が澄み渡っている。

朝からラジオを聞いていると
アメリカのサブプライム問題が引き起こした
世界的な金融恐慌に明けた新年
その波及による日本の行き先不安の話題が繰り返し語られている。

企業の経営資源である
人・物・金・情報・時間・空間のうち
世界経済の波及が直接及ぶ世界空間を抱いている企業は
例えばアメリカの景気の底冷えによる消費の低迷によって
単時間にその影響から物が売れなくなり
金が産み出せなくなることで
人を削減して数字に対応する雇用問題を抱えることとなる。

切実な現実問題の中で
私たちの舵取りはこれからどのようにしたらよいのだろう。

経済評論家の先生方が次々と
先行き不安の時代
不透明な時代などのキーワードを通じて
行きにくく
生きにくい世の中について問題提起されている。

街を歩いていても
そのような空気は感じ取れるものだ。
どことなく今年の新年の街は
浮かれることなく静かにことの流れを見つめているように思える。

過去を読み解き
現在を見つめる。
未来に何が起きればよりよいのだろう。

人は必然
『安心』や『安寧』『無事』を求めるようになるだろう。

このような時代だからこそ
私たちが見つめるようになる根本的な心の声。
ものごとの真実。

ふっと悲観だけではない
この時代を迎えたからこその意味
この時代だからこそ見つめることができる
忙しいと日頃見逃してしまうような恩恵に気づくこともできるものだ。

これまでの価値観が転換し
順風満帆が約束されるばかりでないからこそ
見逃すことなく地道にしっかりと考えてゆく
他人任せではない
個人の『自立』と『自律』の力が求められてゆくだろう。

ただ他人に依存しているだけではなく
自らの内にある資源に眼をむけて
自らがどこに立ち
自らが何に依るものなのか
『由来』と『将来』を見つめ
日頃考えることのないような『自己存在の可能性』について
熟考する機会となれるのならば
それもまた大きな恩恵だ。

そしてそこから
日頃考えたこともないような
互いの資源を相互に見つめ合い情報共有し
相互に救い合えるような関係性を産み出す契機となったなら
本質的なコミュニケーションの進化と深化への互恵につながる。

たいへんなときこそ
優しくなれる。

そのようなことに向かえれば
それは時の大きな恵みとなるだろう。

物も金もその資源状況を変えることはできない。
でも人は情報という資源について
その思考や認知を通じて
同じことでもいかようにもその価値を変化させることができる
自在な叡智が許されている存在だ。
その『認知力』を鍛えれば世界は大きくシフトする。

ものごとには表裏一体の構造がある。

プラスもゆきすぎればマイナスとなり
マイナスもゆきすぎればプラスに転じる。

易経の陰陽のダイナミズムのような発想や志向こそが
トンネルに出口を導き
夜の闇に朝の光を呼ぶものになるのではないかしら。
そのような『精神の救済』の方法を
これから私たちは探索し
自ら自身が身につけてゆくことが肝要な時代へと変革するだろう。

S.O.Sという言葉には
Save Our Ship
Save Our Soul という意味があるのだということを
以前聞いたことがある。

現代はまさに
私たちの『精神』や『魂』が救済されなくてならないという
モールス信号の含蓄に深義を考える。

心に明かりを灯して
未来に光を呼ぶような
そのような価値に私たちが想い至る時代が訪れたのだと
時代が新たな価値観へのシフトをのぞんでゆくことを
じっくりと思いめぐらす。

未来に明るい光を灯す声こそに
共同体の力を探りたい。
そのような智恵と勇気について考える静かなる時。

心が澄み渡り
グランディングして
大地に立ち
自分が今どこに進もうとしているのかという
そのディレクションー方向や指針を俯瞰する好機。
そのエレクションー選択をするという言葉には
神学では『神の選び』という肯定的な意義がある。

未来のよりよい方向指針を見つめ続けている中に
けっして神様が見放すことをなさらないと信じている。
その未来を『信じる力』こそが神様がこの世にお与えになった
尊い恩寵ではなかったかと
原初・原点に立ち返る書初めの日。

『はじめに光あれ。』

その言挙げから創成され
目に見えるようになった私たちの世界。
その世界にあって
『信じる力』は『光』でもあるのだということに
考え至る。

そう、闇のなかにOrbの光を見続けているうちに
ある朝ふと導かれたのだった。

朝日の中に輝く無数の大地のたまゆらもそこにあること。
世界はひそやかに輝きに満ちていることを教えられたのだった。

そこにあっても
そこにあることに気づかずに
ただ先を急いで通り過ぎるのではなく
そこにあるものたちに丁寧に気づいて存在を認め耕してゆく。

心の内の『光』こそをそっと差し出し
あまねく世界に『光』をひとつひとつ灯して顕現させてゆく
丁寧な発見に満ちた
新たな時代の価値観へのシフトを想う。


*写真をクリックすると大地のたまゆらの光が拡大します
水の惑星・母なる地球に抱かれて

Thursday, January 01, 2009

◎New Year・Brand New

2009年を迎える。

新たな気持ちで光速で諸事に向かっている。

どこまでも青く澄み渡る元旦の空は穏やかで
さわやかに晴れ晴れとしている。

いただくお年賀状やメッセージに
お一人お一人のなつかしいお顔を思い出す。

心して進もう。
このような時代だからこその恩恵が必ずあるはず。

今年どのような風波も乗り越えて
大切な人たちと共に実りを喜び合える年になるといい。

お正月をはさんで今年の年末年始には
ひときわ人の優しさが心に沁みている。

ブランドコミュニケーションに関わる執筆宿題に取組む新年
編集者の方が年末年始返上でおつきあいくださっている。

ほんとうにありがとうございます。

ブランドとは『約束』であるという原点に立ち戻り
今の時代だからこそ『自立』した必然のビジョン力が必要だ。

しかしながら時代の様相をみつめると
ついついこれまでの流れだけでは安易で不足な思いにかられる。

これまでのブランドーこれからのブランド。

そのような過去・現在・未来を通観する視野・視座・視点を通じて
このような時代だからこその価値を探りたい。

『物』には『心』が宿り『人』がそれを伝え
ほんとうの豊かさや真義を追求する『物語り』になればいい。

今社会で起きていることは不況や金融恐慌ということだけではなく
そこに精神性を伴う大きな価値変革の訪れのようにも思えてくる。

コミュニティの社会保障を実現するために金権政治に勝ち抜いた
アメリカのオバマ新大統領の登場は実にシンボリックに思える。

それにしても時代の価値変化の新たな言語を再々考え込んで
今年は丑年のためか牛歩のごとくの進捗で実に心もとない。

昨年これまでの数ヶ月に言葉のないOrbに触れてきた経緯とは異なり
今年のこれは頭の中の反応部位を違えて言葉を産み出す仕事。

そのようなモードシフトの多様性を糧として
連綿と修業と求道の眠らない眠れない日々。

来年の元旦にも大切な人たちと共に明るい笑顔を交え
心から豊かな恵みを分かち合いたい。

新たな年のレゾリューション。
仕事合間にそっとオラクルカードをひいてみた。

メッセージは『Not alone.』

ー親愛なる共よ、私の声がきこえますか。
 あなたは一人ではありません。
 あなたは人生でいつも何かに囲まれて
 生きてきました。人や自然といった生命、
 知性、エネルギーはいつもあなたと共に
 あります。あなたが孤独や、誰からも
 理解されていないと感じるのは
 エゴの仕業に他なりません。
 思い出してください、愛されてここまで
 成長した自分を。そして私も常に
 あなたと共にあり、あなたを愛して
 来ました。たとえあなたに何があろうとも
 これからも私はあなたと共にあります。ー

まるでいつでもそこに共にある意識が呼ぶ
Orbのまなざしからのメッセージのようだと連想する。

ある日のNEW YORKでそのエネルギーは揺れて
「ここに共にあること」を思い出させてくれたのだった。




そう、そしてそのような「一人ではない」ということを胸にして
その責任と感謝に満ちて人は日々の営みを紡ぐ。

ブランドのコンタクトポイントを人と人の成長機会と
豊かな文化交流契機としてその本質を解いてゆきたい。

新たな景気づくりの読み解きが叶いますように。
新年 New Year の Brand New 。